ベニヤ・コンパネ・合板ってどう違うの?
ホームセンターに行くと、「ベニヤ板」「コンパネ」「合板」など、いろんな名前の板材が並んでいます。見た目は似ていますが、それぞれ特徴が違います。
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ベニヤ板:1枚の薄い板(単層の木材)
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合板:ベニヤ板を何枚も貼り合わせたもの
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コンパネ:合板の一種で、コンクリート型枠用に使われる
つまり、**ベニヤ板を何層にも貼り合わせたものが「合板」**で、合板の中に「コンパネ」や「構造用合板」といった種類があるんです!
では、それぞれ詳しく見ていきましょう!
ベニヤ板とは?特徴と使い道

ベニヤ板の特徴
ベニヤ板は、木材をスライスして作られた1枚の薄い板です。厚みは2.3mm〜30mmとさまざまで、薄いほど加工しやすく、軽いのが特徴です。
本来の「ベニヤ板」は1枚の板ですが、ホームセンターでは、薄い板を何枚か貼り合わせた「ベニヤ合板」も「ベニヤ」として売られていることがあります。
サイズと価格
建築業界では、**910mm×1820mm(3尺×6尺)**のサイズが一般的で「サブロク」と呼ばれています。他にも、**1220mm×2430mm(4尺×8尺)**の「シハチ」というサイズもあります。
価格の目安として、910mm×1820mm(厚さ3mm)のベニヤ合板は約1,600円ほどです。
構造用合板とは?特徴と使い道

構造用合板の特徴
構造用合板は、住宅の壁や床の下地に使われる頑丈な合板です。JAS規格に基づいて作られているため、強度がしっかりしているのがポイント!
主な使い道
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家の壁や床、天井の下地材
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耐震補強用の補助材
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DIYの基礎素材
表面に仕上げ加工がされていないので、見た目を重視する家具などには向きませんが、DIYの下地材としてはピッタリです!
サイズと価格
910mm×1820mm(厚さ12mm)の構造用合板は、**約2,800円〜**で販売されています。
コンパネとは?特徴と使い道

コンパネの特徴
「コンパネ」は「コンクリートパネル」の略で、コンクリートを流し込む型枠として使われる合板です。水に強いのが特徴で、表面に防水加工がされているものもあります。
主な使い道
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コンクリート型枠の材料(建築・土木工事用)
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仮設の足場や仮囲い
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簡単なDIY(見た目を気にしない用途)
サイズと価格
一般的なサイズは900mm×1800mm、厚みは12mmが主流。価格は、無塗装のものなら約2,000円〜、防水加工されたものは10,000円以上することもあります。
合板の接着剤の種類と耐水性について
合板は、ベニヤ板を接着剤で貼り合わせて作られます。使用される接着剤によって、耐水性や強度が変わるんです。
耐水性のランク
- 特類(フェノール樹脂):耐水性バツグン!屋外や構造材向け
- 1類(メラミン樹脂):湿気に強く、住宅の外装や基礎型枠向け
- 2類(ユリア樹脂):住宅の内装向けで、ある程度の湿気ならOK
- 3類(カゼイングルーなど):耐水性が低く、今ではほとんど使われていない
DIYで使うなら?
- 家具や棚を作るなら「2類」の合板
- 屋外や水回りで使うなら「特類」の合板
用途に合わせて選ぶのがポイントですね!
まとめ
ベニヤ・合板・コンパネの違いを知っておくと、DIYやリフォームで「どの木材を選べばいい?」と迷うことがなくなります!
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ベニヤ板:1枚の薄い板で、合板の元となる素材
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合板:ベニヤ板を貼り合わせた板材で、構造用合板やコンパネも含まれる
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コンパネ:コンクリート型枠用の合板で、防水性が高い
DIYやリフォームをする際は、木材の特徴を活かして最適なものを選びましょう!
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